トレンドに敏感な方はたくさんいますし、常にトレンドを意識して会社を運営している経営者は大勢います。
しかし、流行は確かに大切ですがそれだけにとらわれ過ぎてしまうと取り返しのつかないことになる可能性もあるということは覚えておかなくてはなりません。
これはマーケティングにおいてもまったく同じことが言えますから、トレンドだけを重視するという姿勢は改めましょう。

考えがぶれてしまう

マーケティングにもトレンドがあります。
そもそもマーケティングの本場と言われるアメリカではさまざまなマーケティング手法が開発されていますし、それが日本に渡り有名になった方法も数多くあります。

トレンドにしたがってマーケティングを行うというのは確かに間違いではありませんが、注意も必要です。
一つの手法を試している期間にも関わらず「こっちの方法のほうがイイのかも」となってしまうと次から次へと新しい手法に目移りしてしまいますし、結局どれも中途半端ということにもなり兼ねません。
あまりにもトレンドに執着してしまうとこのようなことにもなってしまいますから注意しましょう。

マッチした手法を用いる

ソーシャルマーケティングや動画広告マーケティングなど、現在では実に数多くのマーケティング手法が存在します。
それぞれに特徴がありますが、どんな方法でも効果があるというわけではありません。

自社の扱う製品やサービスなどによってマーケティングは変化させるべきです。
「ソーシャルマーケティングがイイらしい!」と耳にして早速取り組んだは良いもののまったくと言って良いほど効果がなかった、というケースでは自社製品やサービスとマッチングしていなかったことが考えられます。
ソーシャルメディアを通じて情報を広げやすいジャンルもあればそうでないものもありますし、動画広告にする意味があまりない分野などもありますから、まずはそこを理解しましょう。

まずは一つの方法を突き詰める

次から次へとマーケティングの手法をコロコロと変えていくのはあまり良いこととは言えません。
もちろん、その試行錯誤の中で気づくこともあるかもしれませんが、そこにたどり着く前に企業としての体力を消耗してしまう可能性もあります。

毎年夏になると新しいダイエット方法が流行しますし、その方法に飛びつく方は後を絶ちません。
しかし、こうした方の多くは毎回ダイエットに失敗してしまう傾向にあります。
Aという方法が良いと聞けばそれを試し、またBという手法が良いと聞けばそっちに目移りしてしまう。

このような状況で正しい効果が出せるはずはありません。
マーケティングもこれとまったく一緒ですから、まずは一つの方法を突き詰めるくらいの気持ちでマーケティングに取り組むことが大切です。