多くの企業が取り組んでいるマーケティングですが、いつも成功に終わるとは限りません。
マーケティングは正しい方法で行えば集客率の向上や販促アップにも繋がりますが、誤った方法で行ってしまうと企業のブランディングどころか企業価値さえ落としかねません。
ここでは、マーケティングにおける失敗について考えてみましょう。

目的が明確でない

マーケティングにおいてもっとも重要なのは目的を明確にするということです。
自社のブランド力をアップさせたいのか、それとも直接的な販促につなげたいのかでは手法は大きく変わってくるからです。

既に充分な販促や集客力を有している大企業の場合だと、ブランド力や企業イメージをアップさせるためのマーケティング手法が有効となります。
また、一般的な知名度が低い中小企業だと直接商品やサービスの購買に結びつくようなマーケティングを実践するべきです。
マーケティングの最終目標を決めておかないといたずらに広告費を消費してしまうことになりますし、お金ばかりかかって効果がない、ということにもなり兼ねません。

大企業のマネをしてしまう

マーケティング初心者や知識が少ない企業が陥りやすいのがこれです。
大企業や有名企業が実践している方法だから間違いない、と思い込みまったく同じ方法を実践してしまう会社もありますが、これは大きな過ちと言えるでしょう。

大企業の場合、潤沢な広告費がありますが中小、零細企業だとマーケティングに使える額も決まっています。
マネをしてテレビコマーシャルなどを流してしまうと企業の知名度こそ上がるものの、直接的な利益には結びつかないということも珍しくありません。
大企業や有名企業の場合は既に販売ルートや顧客を確保していますから、企業のイメージを向上させるマーケティングがメインとなりますが、中小、零細企業が同じマネをしても失敗してしまいます。

ネットを軽視してしまう

古い体質の企業にありがちですが、インターネットにおけるマーケティングを軽視してしまいがちな傾向にあります。
現在ではネットを用いたマーケティングは大企業でも行っていますし、その効果は計り知れません。

テレビコマーシャルなどと違って広告費を抑えることもできますし、工夫次第で爆発的な販促力や集客をもたらしてくれる可能性もあります。
現在では規模の小さな会社でも自社のホームページなどを運営していることは多いですが、それだけに満足してしまい積極的なマーケティングに活かせていないことが非常に多いのです。

インターネットの有用性を知り、積極的にマーケティングに利用することが利益向上や集客アップに繋がります。
マーケティングを正しい考え方と手法で実践すればこれまで以上に売り上げや集客率を向上させることもできますから、正しく行えるだけの知識を身につけましょう。